ヴェグエロス

1996年にキューバ国外へ販売が開始されたブランド。
ヴェグエロスとはタバコ農家などの意味があり、葉巻産地自体で消費する為のハバナシガーが起源らしい。
当然、現地人の好みに合ったブレンドという事らしいのだが、その殆どのラインアップはマイルドで繊細なスモールゲージであり、旧ホセ・L・ピエドラの様な粗野なイメージは全く無い。

当ブランドは欧州などではエスペシャルくらいしか見かけない場合が多く、かなりマイナーな扱いである。
しかし日本国内ではエスペシャル以外のセオアンなど、他の種類も比較的容易に見付ける事が出来る。
例外的に、国内の方が入手しやすいかもしれないハバノスブランドだ。

主要市場の欧州でのマイナーぶりが祟ったのか、現在ではブランド全体の廃止が噂される様になっている。

	＜ヴェグエロス　エスペシャルＮｏ.２＞
\1,700→？ラギート２ (1.51×15.2 cm)	38リングゲージのラギート２規格。ツイストキャップで通常～やや濃いめのラッパー。今回は九年程熟成のヴィンテージ品を試した。
	50-60分。キャラクターは中強前後。見るからに吸込み悪そうな外見。しかし実際は、やや固すぎと思える物はあったが、それほど酷い吸込みの物は無かった。点火後の芳香が素晴らしく、立上がりはアーシーな木質で、後味にやはりアーシーなナッツの旨味。序盤はスパイシーで、喫感強めな塩っぽい木質。コクも目立つ。前半もやや刺激的で、秘めた甘さのあるコク有る木質。中盤も引き続きスパイシーで甘みとコクがある木質系だが、次第に心地良い旨味が強まってくる。後半は強さを増し、マッタリ感もある深いコクとスパイシーさがある。そこに甘み有る強い旨味が加わり、実に良い。終盤は益々コク・旨味・強さが加わり、素晴しいハーモニーを奏でる。全体として、やはり吸込みさえ良ければ、熟成の成果もあって非常に素晴しい葉巻である。しかし吸込みが固いと、やはり強さや旨味はワンランク下がる。

＜ヴェグエロス　エスペシャルＮｏ.２＞

\1,700→？
ラギート２
(1.51×15.2 cm)

38リングゲージのラギート２規格。ツイストキャップで通常～やや濃いめのラッパー。
今回は九年程熟成のヴィンテージ品を試した。

50-60分。キャラクターは中強前後。見るからに吸込み悪そうな外見。しかし実際は、やや固すぎと思える物はあったが、それほど酷い吸込みの物は無かった。
点火後の芳香が素晴らしく、立上がりはアーシーな木質で、後味にやはりアーシーなナッツの旨味。

序盤はスパイシーで、喫感強めな塩っぽい木質。コクも目立つ。
前半もやや刺激的で、秘めた甘さのあるコク有る木質。
中盤も引き続きスパイシーで甘みとコクがある木質系だが、次第に心地良い旨味が強まってくる。
後半は強さを増し、マッタリ感もある深いコク とスパイシーさがある。そこに甘み有る強い旨味 が加わり、実に良い。
終盤は益々コク・旨味・強さが加わり、素晴しいハーモニー を奏でる。

全体として、やはり吸込みさえ良ければ 、熟成の成果もあって非常に素晴しい葉巻 である。
しかし吸込みが固いと、やはり強さや旨味はワンランク下がる。

	＜ヴェグエロス　エスペシャルＮｏ.１＞
\2,000→？ラギート１ (1.51×19.5 cm)	38リングゲージ7+1/2インチでツイストキャップ付。ラギート1規格で最も安価。その吸込みの酷さで、十年程前に国内で物議を醸していた問題児。今回、その問題児が十年以上熟成したヴィンテージ物として登場？
	90-120分。キャラクターは弱～強。やや明るい黄褐色の綺麗なラッパーを持つランセロスサイズ。吸込みは全般的に固めだが、見かけ程悪くはない物が多い。喫煙時間に幅があるのは、この吸込み加減にかなりバラツキがあるせいである。点火後の芳香は甘い花の香りであり、立上がりは甘いナッツ様の旨味であるが、物によってそこにカツブシ、旨塩、木質、アーシーな革などの複雑な味わいが加わる。序盤はかなりマイルド。甘いカツブシ様でナッツの後味とスパイシーな喫感。甘みが弱まる場合はスモーキーな木質から次第に革ニュアンスへと変化する。前半はスパイシーでコクと喫感が強まり、カツブシ様旨塩とスモーキーな木質の旨味。甘みの強弱には個体差が大きい。中盤は急速にスパイシーさと喫感が強まる。コクが深まって甘みを伴った艶やかさが出てくる。喫味のベースはカツブシと旨塩で、ナッツが現れる場合も。後半は強烈なスパイシーさと喫感とコク。特筆すべきは強く深いマッタリ感がある甘みを持ったコクが現れる事だろう。ナッツ様木質の豊かな甘みを持つが、スモーキーでハードな木質の旨味のもの、塩味で旨味弱く金属感が目立つ外れ物も有り、個体差が激しい。熟成の成果なのかそれなりに旨味が有り、酷い吸込みの物は見当たらなかった。しかし、その品質は個体差からなる当たり外れがなお激しく目立ち、ハバナとしては今一つと言ったところだ。

＜ヴェグエロス　エスペシャルＮｏ.１＞

\2,000→？
ラギート１
(1.51×19.5 cm)

38リングゲージ7+1/2インチでツイストキャップ付。ラギート1規格で最も安価。
その吸込みの酷さで、十年程前に国内で物議を醸していた問題児。
今回、その問題児が十年以上熟成したヴィンテージ物として登場？

90-120分。キャラクターは弱～強。やや明るい黄褐色の綺麗なラッパーを持つランセロスサイズ。
吸込みは全般的に固めだが、見かけ程悪くはない 物が多い。喫煙時間に幅があるのは、この吸込み加減にかなりバラツキがあるせいである。

点火後の芳香は甘い花の香りであり、立上がりは甘いナッツ様の旨味であるが、物によってそこにカツブシ、旨塩、木質、アーシーな革などの複雑な味わいが加わる。
序盤はかなりマイルド。甘いカツブシ様でナッツの後味とスパイシーな喫感。甘みが弱まる場合はスモーキーな木質から次第に革ニュアンスへと変化する。
前半はスパイシーでコクと喫感が強まり、カツブシ様旨塩とスモーキーな木質 の旨味。甘みの強弱には個体差が大きい。
中盤は急速にスパイシーさと喫感が強まる。コクが深まって甘みを伴った艶やかさが出てくる。喫味のベースはカツブシと旨塩で、ナッツが現れる場合も。
後半は強烈なスパイシーさと喫感とコク。特筆すべきは強く深いマッタリ感がある甘みを持ったコクが現れる 事だろう。ナッツ様木質の豊かな甘みを持つが、スモーキーでハードな木質の旨味のもの、塩味で旨味弱く金属感が目立つ外れ物も有り、個体差が激しい。

熟成の成果なのかそれなりに旨味が有り、酷い吸込みの物は見当たらなかった。しかし、その品質は個体差からなる当たり外れがなお激しく目立ち、ハバナとしては今一つ と言ったところだ。

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