Act2 ビリガー シリーズ

ビリガーは、スイスに本拠地を置く会社で、かつシガーブランドである。
スイスの他にドイツなどにも拠点があり、高級ドライシガーを中心とした製品を展開している。
キューバより葉巻葉を輸入・ブレンドして製造する製品が多く、その高品質と味わいの良さには定評 が有り、日本にもファンが多い。


<ビリガー エクスポート>

5本 \800→\850
スイス
 

四角い断面のビリガー社代表作。ハバナ葉主体のブレンドショートフィラーにスマトラ産ラッパー。
結構大きさが有り、大きさと旨味とコストパフォーマンスの良さの為か、かなりの人気が有る。

VilligerExport

キャラクターは中弱。かなりの太さの四角で、喫煙時間も30-40分ほど有る。

大きさも吸い味も、このクラスのドライシガーで抜きん出ている。手頃に楽しめるドライシガーとしてイチオシ。
辛味は殆どなくて始めからコクがあり、良い芳香が有る。中盤以降はコクが強みを増し、良い味わいが楽しめる。


<ビリガー エクスポート・マデューロ>

5本 \800→\850
スイス
 

ビリガー社代表作のエクスポートのマデューロ版。黒茶の濃いマデュロラッパー。
ハバナ葉主体のブレンドの旨さが、マデュロでますます引き立つ!

VilligerExport

40-45分。キャラクターは中弱〜やや強。立上がりには甘い花の様な素晴らしい芳香 がある。

序盤は柔らかな花のニュアンスで、甘いナッツ様の旨味が 素晴らしい。そこから次第に、甘み有るカツオブシ系の旨味へと変化していく。
中盤は穏やかな甘みが続くが、スパイシーで旨塩のニュアンスも出てくる。
後半はスパイシーでコク深さが 増す。カツオブシ系の旨味から、やや甘いカラメルが顔を出す場合もある。

全体として、正にマデュロらしく「甘さと旨味が目立つエクスポート」 である。
非常にコストパフォーマンスが高く、このクラスではもちろんイチオシドライシガー だ。


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<ビリガー プレミアムキューバ>

2本 \1,000→×
ドイツ
 

2006年のチューブ入り新製品。100%キューバ産葉使用。本格派の味と香り。
スイスに本拠地が有るビリガー社製だが、これはドイツの工場の製品。

VilligerPremiumCubaTube

30-40分。キャラクターは中。チューブ入りで、長さの割には結構細く、化粧箱入り葉巻の様に四角ばっている。一見、吸い口を切る必要がある様にみえるが、良く見るとフィリーズ・ブラックタイタンの様に吸口に穴が空いていて、そのまま吸えるようになっている。

芳香が有り、僅かにスパイシーさを伴った、木質系のコクの有る上品な旨味が堪能出来る。甘味は前面に出ないが、辛味は無い。かなりの長さだが、太さはビリガー・エクスポートに近いくらいで全体的に細長く、意外と喫煙時間は短めである。

気軽に満足できる旨味が味わえるドライシガーとしては優れていて、1本\300程度であれば評価出来るのだが、喫煙時間から考えてもコストパフォーマンスは良くない。


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<バックギャモン コロナスエスペシャル>

1本 \1,050→×
ドイツ
 

ドイツの”ビリガー・バックギャモン”ブランド。フィラーは100%キューバ産だがラッパーはスマトラ産
細長い金属チューブにセロハン包装バンド付、杉薄片巻きでしっかり包装されたドライシガー。
ラッパーはやや薄めのくすんだ感じの色で、スマトラらしい綺麗な高級ラッパー。

VilligerBackgammonTube

45-55分。キャラクターはやや弱〜中。吸口は一見切られていないが、よく見るとヘッド先端に穴が開いているタイプ。

序盤はカツオブシ様のニュアンスが強い、やや甘いナッツ系。吸い進むとスパイシーさやコクが出てきて、穏やかな甘みのカツオブシ様木質を感じる。
中盤はコクが強まり、次第に艶やかな旨味を感じる様になる。
後半は中から中強のキャラクター。バランス良い旨味が有るが、コクが増してくると艶やかな甘みのカラメル様の旨味を感じる場合もある。

全体として、ハバナドライシガーらしくかなりの良さは有る のだが、プレミアム並みの高価な価格設定 には驚き。
コストパフォーマンス度外視で、ハバナを手軽に愉しめる高級ドライシガーといった所か。



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