ニカラグア製　ドン・ドゥアルテ

ニカラグア生まれのドゥアルテ氏が興したシガーブランド。生産ラインはエステリのプラセンシア所有工場にある。

ブレンドを手掛けたのは有名なエベリオ・オビエド氏である。
氏はキューバ生まれで、ブラジルのメネンデス＆アメリーノ社の立上げに尽力し、その後プラセンシアに加わり、2009年に亡くなっている。
このドン・ドゥアルテが、エベリオ・オビエド氏の最後のブレンドという事である。

	＜ドン・ドゥアルテ　クラシコ・ロブスト＞
\1,200→(同) ニカラグア (2.1×12.7 cm)	フィラーはニカラグアのエステリ＆ハラパ産とメキシコのサンアンドレス産のブレンドらしい。ラッパーはニカラグア産と思われ、マデュロの様に濃く艶やかで美しい。
	60-70分。キャラクターはやや強前後。極上の吸込みで、点火後の芳香は甘く芳ばしく強め。立上がり、コーヒー・ココアのニュアンスの、クリーミーでスモーキーなナッツ系。とても良い旨さで、甘く素晴しい後味がある。序盤からいきなり強めのキャラクターを見せる。強い味の木質～旨塩で、強めの焦がした様な甘みに急速にスパイシーさとアーシーさが加わる。前半は強さや甘み・スパイシーさも落ち着きを見せる。革のニュアンスの木質系でコクが深まる。時折上質なナッティさも現れるが、次第に甘みは薄れて革様のニュアンスが強くなっていく。中盤は落ち着いて安定した上質な革ニュアンスの木質系。甘みを秘め、ややスパイシーで大地の風味。渋いナッティなニュアンスが現れる事も。後半は急速に強さとコクが増すが、上質でアーシーな旨さは安定している。何処かベガスロバイナのイメージを想わせるが、それに加えてマデュロの様な秘めた甘さのナッティな革のニュアンスがあり、実に素晴しい。さすが名ブレンダー最期の作品というべきか、近年のニカラグアシガーの高水準ぶりを見せつける様な素晴しい葉巻である。その旨さを誇るハバナも、いつまでも安心ばかりしてはいられまい、とまで思わせる程の「執念」を感じさせられた。

＜ドン・ドゥアルテ　クラシコ・ロブスト＞

\1,200→(同)
ニカラグア
(2.1×12.7 cm)

フィラーはニカラグアのエステリ＆ハラパ産とメキシコのサンアンドレス産のブレンドらしい。
ラッパーはニカラグア産と思われ、マデュロの様に濃く艶やかで美しい。

60-70分。キャラクターはやや強前後。極上の吸込みで、点火後の芳香は甘く芳ばしく強め。
立上がり、コーヒー・ココアのニュアンス の、クリーミーでスモーキーなナッツ系。とても良い旨さで、甘く素晴しい後味がある。

序盤からいきなり強めのキャラクターを見せる。強い味の木質～旨塩で、強めの焦がした様な甘みに急速にスパイシーさとアーシーさが加わる。
前半は強さや甘み・スパイシーさも落ち着きを見せる。革のニュアンスの木質系でコクが深まる。時折上質なナッティさも現れるが、次第に甘みは薄れて革様のニュアンスが強くなっていく。
中盤は落ち着いて安定した上質な革ニュアンスの木質系 。甘みを秘め、ややスパイシーで大地の風味。渋いナッティなニュアンスが現れる事も。
後半は急速に強さとコクが増すが、上質でアーシーな旨さは安定している。何処かベガスロバイナのイメージ を想わせるが、それに加えてマデュロの様な秘めた甘さのナッティな革のニュアンスがあり、実に素晴しい 。

さすが名ブレンダー最期の作品というべきか、近年のニカラグアシガーの高水準ぶりを見せつける様な素晴しい葉巻 である。
その旨さを誇るハバナも、いつまでも安心ばかりしてはいられまい、とまで思わせる程の「執念」 を感じさせられた。

	＜ドン・ドゥアルテ　クラシコ・チャーチル＞
\1,500→(同) ニカラグア (1.91×17.9 cm)	※2012年の購入＆レビュー。
	80-100分。キャラクターは中強～強。濃く艶やかで美しいラッパーで、吸込みも概して素晴しく良好である。点火後の芳香は余り目立たない。立ち上がりは生々しくクリーミーで、やや甘い旨塩とナッツのニュアンス。序盤は始めからコク深く、甘み有るナッツのニュアンスで艶やかさを感じる。やや渋みや革様のニュアンスも感じられる。前半はスパイシーが強く、甘みは急速に減り、艶やかでコク深い革ニュアンスへ。中盤のキャラクターはやや強。弱い甘みでスパイシーさが強く、艶やかで強く深いコク。革様、若しくはカツブシ系のニュアンスで、渋みも目立つ。後半は更に強いコクと苦みの、艶やかな革ニュアンス。強くハードな味わい。全体として強く深い艶やかなコクが目立ち、質の良さと強烈さが感じられる高水準な出来栄えのシガーである。ニコチン酔いの可能性もあるので、吸い時の体調には注意が必要。

＜ドン・ドゥアルテ　クラシコ・チャーチル＞

\1,500→(同)
ニカラグア
(1.91×17.9 cm)

※2012年の購入＆レビュー。

80-100分。キャラクターは中強～強。濃く艶やかで美しいラッパーで、吸込みも概して素晴しく良好である。
点火後の芳香は余り目立たない。立ち上がりは生々しくクリーミーで、やや甘い旨塩とナッツのニュアンス。

序盤は始めからコク深く、甘み有るナッツのニュアンスで艶やか さを感じる。やや渋みや革様のニュアンスも感じられる。
前半はスパイシーが強く、甘みは急速に減り、艶やかでコク深い革ニュアンス へ。
中盤のキャラクターはやや強。弱い甘みでスパイシーさが強く、艶やかで強く深いコク 。革様、若しくはカツブシ系のニュアンスで、渋みも目立つ。
後半は更に強いコクと苦みの、艶やかな革ニュアンス。強くハード な味わい。

全体として強く深い艶やかなコク が目立ち、質の良さと強烈さが感じられる高水準な出来栄え のシガーである。ニコチン酔いの可能性もあるので、吸い時の体調には注意が必要。

	＜ドン・ドゥアルテ　クラシコ・コロナ＞
\1,100→(同) ニカラグア (1.7×14.0 cm)	ブレンドはロブストと同様。濃いこげ茶の艶のあるラッパーで、吸込みはよい場合が多い。
	60-70分。キャラクターは中強前後。点火後の芳香甘く良い。立上がりはスパイシーでややアーシーな典型的ナッツで、後味は特に甘い。序盤はスパイシー強く甘みが有り、渋いナッツからアーシーな木質系へと変化。前半はスパイシーさと強さが落ち着き、アーシーさ目立つ木質系だが何処かクリーミーで甘いナッツのニュアンスがある。中盤はアーシーさ強いがしっかりした甘み。コクが出てきて焦がした様な木質系。スパイシーで時々アクっぽさが目立つ場合もあるが、甘みを秘めた良いバランスの旨味を味わえる場合の方が多い。後半はやや強さとコクが増し、アーシーながら艶やかな甘みを秘めた木質系。全体的に、ややアクが強い場合もあるが、始終甘みが目立つ強めのバランスで、なかなか旨いシガーである。

＜ドン・ドゥアルテ　クラシコ・コロナ＞

\1,100→(同)
ニカラグア
(1.7×14.0 cm)

ブレンドはロブストと同様。濃いこげ茶の艶のあるラッパーで、吸込みはよい場合が多い。

60-70分。キャラクターは中強前後。
点火後の芳香甘く良い。立上がりはスパイシーでややアーシーな典型的ナッツ で、後味は特に甘い。

序盤はスパイシー強く甘みが有り、渋いナッツからアーシーな木質系へと変化。
前半はスパイシーさと強さが落ち着き、アーシーさ目立つ木質系だが何処かクリーミーで甘いナッツのニュアンスがある。
中盤はアーシーさ強いがしっかりした甘み 。コクが出てきて焦がした様な木質系。スパイシーで時々アクっぽさが目立つ場合もあるが、甘みを秘めた良いバランスの旨味を味わえる場合の方が多い。
後半はやや強さとコクが増し、アーシーながら艶やかな甘みを秘めた木質系。

全体的に、ややアクが強い場合もあるが、始終甘みが目立つ強めのバランス で、なかなか旨いシガーである。

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