Act3 ニカラグア製 ニカラオ

ニカラグアの「ニカ・シガー」という小さなメーカーが作る、オールハバナシードニカラグア産葉 の低コストプレミアムシガー。
所謂バンドルシガーで以前はリングすら付いていなかったのだが、現在は品質が向上し リングも付く様になった様だ。

なお、米国ロッキーパテル等で出ている「ニカラオ」というプレミアムシガーは、「ニカラグア・シガー」というメーカー製の全くの別物である。
こちらの方は欧州にも出ているので、世界的には「ニカラオ」というと「ニカラグア・シガー」製の物を指す場合が多い。

長年頑張っていたが、最近遂に消滅してしまった様だ。


<ニカラオ(新) ロブスト>

\750→×
ニカラグア
(1.95×12.7 cm)

リングが付いた2010年購入の新ニカラオ。やや濃いめの美しいラッパー。
近年のニカラグア産の品質向上により、昔とは大分変わっている。

NicacigarNicaraoBAND

キャラクターは中〜強。点火後の芳香はまあまあ。
立上がりはカカオ風の木質で、特に後味に甘味が目立つ。

序盤は甘味有る木質に、場合によっては胡椒風のスパイシーさが加わり、次第に旨塩系へ。
前半は強烈なピリリとしたスパイシーさと甘味がある旨塩系。コクが加わり、また次第にアクっぽい渋みも強まる。
中盤はやや強。強めのスパイシーさと甘くコク有る旨塩系 に、アクっぽい渋み。この渋みが次第に目立って くる。
後半は強いスパイシーさと甘く強いコク有る旨塩系。時々強い渋みが目立つ。次第に強烈なコクとスパイシーさと渋さ に見舞われる様になる。

全体にニカラグアらしい強烈なコクとスパイシーさが目立つフルボディで、渋みや甘さも 目立つ。荒っぽさが目立つがニカラグアらしい葉巻と言える。
また、結構ニコチン酔いし易い様なので要注意。

下記5〜6年前のニカラオと比べると、辛味の強さは相変わらず だが、コクの深みや味わいは全く別物 である。


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<ニカラオ コロナ>

\500→×
コロナ
(1.75×14.0 cm)

キューバンシード、ミディアムテイスト。甘い味わいで芳醇な香り。
2004年頃、シガーバンド無し時代のレビュー。

写真無し
[Band無し葉巻]

キューバンシード、つまりキューバ産のタバコを持って来て、似た様な自然環境の地を探して栽培した物だが、何故かハバナ葉の味わいは再現出来ない様だ。キューバで見られる特殊な土壌が影響しているらしい。

60分。キャラクターは弱。初めからマイルドながらコクが有るが、最後までマイルドなまま。味わいには欠けるが、コク味はまあまあ。辛みは全く無く、穏やかな吸い味とのバランスが取れている。
後半にはタバカレラ系の香りと、これまたタバカレラに似た乾いた甘さっぽい味わいが少し出てくる。
終盤になると僅かなエグ味や、微かに嫌みな香りが現れる事が有るのが残念。


<ニカラオ ロブスト>

\550→×
ロブスト
(1.95×12.7 cm)

キューバンシード、ミディアムテイスト。
甘い味わい(・・一体どこが甘いんだ?)で芳醇な香り。
2004年頃、シガーバンド無し時代のレビュー。

写真無し
[Band無し葉巻]

60-80分。吸込み良好。キャラクターは中〜強。初めからかなりパンチが有る。
宣伝文句の甘い味わい等は全く無く、全体的に辛みとキツさが目立つ。芳香はなかなか有る。

普通、葉巻は後半になるにつれて味わいが濃くなっていく物だが、コイツはどうも変。
前半には感じられた良い味わいが、後半になると段々薄らいでいき、次第に大量の煙を口中に含まないと味わいが得られなくなっていく。そして、終盤には辛さと強さばかりが目立つ様になる。
全般的にストレートな強さ・辛さで、コクが余り感じられない。



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