Act3 ニカラグア製 ブリックハウス

クエスタ・レイなどで有名な、歴史有る米国の葉巻会社J.C.ニューマン。
「ブリックハウス」は20世紀前半、J.C.ニューマン社がキューバ産ハバナ葉を用いたシガーとして手掛けていた古いブランドである。
その「ブリックハウス」ブランドが2009年、ニカラグア産葉を用いた新シガーとして復活 し、以来オリバなどと共に米国シガー雑誌の高評価の常連 となっている。


<ブリックハウス ロブスト>

\900→\940
ニカラグア
(2.14×12.7 cm)

オールニカラグア産。
ラッパーは赤みがかった艶やかな濃色が美しい ハバナ・スビード。

BrickHouse_BAND

60分。キャラクターは中〜強。吸込みは普通だが時折固めの物も。
点火後はややクリーミーな甘い芳香。立上がりはクリーミーで甘味強いナッツ系の旨さ。

序盤は甘くスパイシーでアク有るナッツ系 。揮発系のニュアンスもあり、喫感とアクっぽい渋みが強まってくる。
前半はやや甘く強いスパイシーさと喫感。ナッツや揮発系のニュアンスから革のニュアンス主体へと変化 し、アクっぽい渋みとコクが目立ってくるが何処かクリーミーさも残っている。
中盤のキャラクターはやや強。甘みは殆ど無くなり、強いアク渋とスパイシーさが目立つコク深い革ニュアンス 。ハードな喫感。
後半は弱めの甘みが有り、スパイシーで強烈な深いコクと、アク渋でハードな喫感の革ニュアンス。

総じて比較的早い内からハードな喫感へ変化する 場合が多く、どちらかと言えばベテラン好み で、近年の米国の流行を代表する喫味かもしれない。
吸込みが固いとアク渋や金属感が目立って良くないが、そうでなければハードな喫感を愉しむ 事が出来るだろう。


<ブリックハウス ロブスト・マデュロ>

→\940
ニカラグア
(2.14×12.7 cm)

オールニカラグア産。
ラッパーは黒褐色のマデュロラッパだが、表面に何か塗られている様だ。

BrickHouseMaduro

60-70分。キャラクターは強〜かなり強。吸い込みは良好。
点火後は刺激的な強めの芳香が有る。立ち上がりはスパイシーで甘いナッツの味わい。

序盤から強いスパイシーさでガツンとくる喫感の強さ。甘みも目立ち、艶やかなマッタリ感のある強く深いコク がいきなり現れる。
前半はスパイシーで喫感強く、甘みとアクがある強く深いコクの革様木質系 の旨味。艶やか感が続く。
中盤は強烈なスパイシーさとコク強さ、甘み有る艶やかなマッタリ感。アクの有る革木質の旨み。
後半はかなり強。更にスパイシーさと喫感とコクが強さを増す。革様木質。甘みの有無には個体差がある。

全体的に、甘みの強弱に波はあるが、概してニカラグアらしい強烈さを持った旨いシガー である。
これなら米シガー雑誌の高評価高得点も、頷けるところだ。



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