Act3 ドミニカ製 エル・クレディート

かつてキューバに有ったエル・クレディート葉巻工場のオーナーであったカリージョ家が、亡命後にマイアミ・リトルハバナで同工場を小規模ながら再興させたのが始まりである。
現在は生産主力はドミニカの工場に移り、有名なリトルハバナの小工場での生産ラインは、近年閉鎖された様だ。


<エル・クレディート チャーチル>

\1,000→?
ドミニカ
(1.91×17.1 cm)

48リングゲージ6+3/4インチ、バインダーはエクアドル、フィラーはドミニカ&ニカラグア。
ラッパーはマデュロだが、コネチカットブロードリーフだ。

ElCredito_RING

90-100分。キャラクターは中前後。濃色のラッパーで吸込み良し。
点火後は上品な芳香があり、立上がりは穏やかでやや甘いカツオブシ系 、若しくはクリーミーナッツの味わいがある。

序盤は総じて強いスカイシーさ はあるが、味わい自体は穏やかに甘いカツオブシ若しくはナッツ系 で、ややあっさりめ。
前半もスパイシーさが強く喫感が目立つ。喫味は穏やかな甘み有る旨塩〜カツオブシ系がベースだが、コクが深まってアーシーな革木質ニュアンスが現れたり、味が薄まって金属感が出る場合も。
中盤も強いスパイシーさは続くが、喫味の方は落ち着いて、甘く穏やかなカツオブシ系の旨味とコク が味わえる。
後半も強いスパイシーさに穏やかな甘みが続き、コクがやや深まる。カツオブシ〜木質系のニュアンスから次第に革様のアーシーな旨味へ変化し、やや苦みが目立つアクっぽさも現れる。

終始一貫して強いスパイシーさと穏やかな甘み が続き、安定した中程度のコクと穏やかめな旨味 が味わえる。事前の期待値が低かった事もあって、予想外に良く佳作と思えるシガーであった。



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