ドミニカ製　カシク・マルティンファミリーシリーズ

50-70分。キャラクターは中程度だが、どちらかといえばマイルド 寄り。
やや濃いラッパのスクエアな断面。太さは有るが吸い込みはやや固めの場合がある。
点火後の芳香は甘く生々しいクリーム様で、立ち上がりは甘く生々しい感覚と旨塩の旨みがある。

序盤はやや弱。マイルドで甘みがあるが、次第にスパイシーで渋み有る木質へ。
前半は胡椒風味のスパイシーさが目立ち、旨みは薄まって甘みは無くなる。
中盤はいよいよ味わい全体が無くなり、胡椒風味の無機質なスパイシーさばかりが目立つ様になる。
後半は中強。スパイシーな喫感は強まるが、旨みや甘みは全く感じられない、無機質な金属感に支配されてウンザリさせられる。 不味さ全開の場合が多いが、時にはやや旨塩感が出てきてハードな旨みへと変貌する場合もある。

全体として、見た目に反して序盤以降は旨味に縁が無い 葉巻であった。
ドミニカ物としはそこそこ値が張る葉巻である事を考えると、全く残念な出来栄えである。