Act3ドミニカ製 A.フエンテ  フエンテ フエンテ オーパスX

キューバとスペインを拠点とした葉巻製造を家業としてきたフエンテ家が、現在はドミニカ拠点葉巻製造業者での最大手となり、アメリカ向けキューバンスタイルシガーを製造している。

通常、ドミニカ産葉はラッパーに用いられず、ドミニカンシガーと云ってもラッパーのみは他産地である。しかし、この「オーパスX」はラッパーにもドミニカ産葉を使用した希少な純ドミニカンシガーであり、海外ではアメリカを始めとして高い名声と人気を誇る。

しかし、その生産量は非常に限られて おり、日本国内では法定上定価は有れども物は無い状態で、普段は殆ど入手不可能 に近い。


<A.フエンテ フエンテフエンテ・オーパスX・パーフェクションNo.4>

\2,700→?
ドミニカ
(1.7×13.3 cm)

ハバナで云えばペティコロナとコロナの中間サイズ。
複雑な風味を持ち、作りが良くスムースで美味。

AFuenteOpusXBand

70分。キャラクターは中〜強。色はやや濃い目ぐらいで普通。奇麗な外見で吸い込み良く、豊かな白煙と点火後から木質系の豊かな芳香が漂う。

吸い始めより強めのスパイシー感があるが、他のフエンテ系ほど刺激的では無い。そこに、木質系のコクと穏やかな旨味が感じられる。
後半になると段々味わいが増してきて、スパイシーさの有る強さと木質系のコクと、押さえ気味ながら甘味を帯びたタバコ感の有る旨味を味わう事ができる。

ハバナに対抗出来る旨味の有る優れた一本。


<A.フエンテ フエンテフエンテ・オーパスX・ベリコソXXX>

\2,900→\3,100
ドミニカ
(1.95×11.8 cm)

ハバナのベリコソより一回り小さいサイズ。
その複雑な名前と同様、非常に印象的な葉巻で、高い名声を誇る。

AFuenteOpusXBand

70分。キャラクターはやや強。色はオーパスX・パーフェクションと同様。吸い込み良く、とてつもない量の白煙と点火後から素晴らしい芳香がある。

序盤より強めのスパイシー感が有るが強過ぎる事はなく、むしろそれと張り合うほどの強いコクと木質系の旨味が目立つ。
序盤を過ぎると、そこにやや甘味を帯びたカラメル様の強い旨味が現れ、スパイシーさがアクセントとなり、強い芳香と共に素晴らしいハーモニーを感じさせる。

その素晴らしさは一級ハバナと全く遜色無く、非ハバナとはとても思えない程。
これほど素晴らしい葉巻は、はっきり云って非ハバナでは他に見当たらない。


<A.フエンテ フエンテフエンテ・オーパスX・フエンテフエンテ>

\3,100→?
ドミニカ
(1.83×14.3 cm)

・・・サア、フエンテハ、ゼンブデイクツ!? じゃあ無くて・・・
ハバナで云う所のコロナゴルダサイズに相当する、オーパスXの新作。
名前からして(?)、相当に自信をもって送り出された葉巻 なのだと思われる。

AFuenteOpusXBand

90分。外見は濃い目のラッパー。点火後の芳香は、かなり良い。

序盤は、木質系のやや甘味とコクの有る吸い味。暫くすると強めのスパイシーさが加わる。
その後は、中強程度の強さで、やや甘味の有る木質系の吸い味が続く。

中盤になると、ややナッツ系の旨味が感じられるようになり、更にコク深さと強さが加わってバランスのとれたシンフォニーを感じる事ができるが、物によってはかなり強めのスパイシーさが目立ち過ぎる物も有る様だ。

後半に入ると、ナッツ系で甘味の有る強いカラメル様の旨味 にスパイシーさが加わり、ハバナのパルタガスを想わせる様な素晴らしさ を感じる事が出来る。

ブラインドテストをしたら、ハバナと見分けを付ける自信は、筆者には無い。
他のドミニカ物とは明らかな一線を画す 、多少のバラツキは有るもののオーパスXの真骨頂を存分に愉しむ 事が出来る葉巻。



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