ニカラグア産　ＰＡＤＲＯＮ

ニカラグア産プレミアムシガーの最高峰。
19世紀からキューバで葉巻に携わってきたパドロン・ファミリーが、亡命後に米国マイアミで創業したブランド。
ニカラグアとホンデュラスに製造工場を持ち、「量より質」を旨として、高品質の葉巻作りを誇りとしてきたファミリー・カンパニーである。

高品質少量生産の為、特に旗艦シリーズである「1926シリーズ」と「1964アニバーサリー」との入手は米国でも難しい。
~~もちろん、日本には待ち望まれながらも未だに輸入されていない。（その計画は有るらしいが・・・この不況でどうなる事やら・・・）~~
→ヒロミエンタープライズが日本総代理店となって、2011年初頭頃より少しずつ日本に輸入され始めた。
　しかし量は少ないので、有名店に行かないと入手は難しいかも。

非ハバナの一方の雄として、21世紀に入った世界にその名を轟かせている。

	＜パドロン　1964アニバーサリー　ナチュラル・モナルカ＞
\2,900→(同) ニカラグア (1.83×16.5 cm)	1964アニバーサリーシリーズは創立30周年を記念し製造開始され、ナチュラルとマデュロがある。４年熟成ニカラグア産葉を用い、パドロンの名声を確立したシリーズとしても有名である。モナルカは46リングゲージながら箱詰めプレスでかなり角張っていて、ロンズデールの様に細長い。
	75分。キャラクターは中強～やや強。流石は少量高品質で有名なだけ有って、この形でも非常に吸込みがスムーズ。点火後の芳香は良好で強め。立ち上がりはピリッとしたスパイシーさの有るとても甘い木質系でコクも感じられ、やや癖のあるココアの様なニュアンスもする。序盤から中強程度の強さがあり、中盤過ぎまで続く。この間、アーシーさが強くなったり、味が薄まりコクが強くなったり、はたまた味わい深い艶やかなコクのあるナッツ系、カラメル様の旨味が強くなったりと、様々に表情を変える。後半になるとやや強程度になり、強いコクを感じる様になる。時々味わいが薄まるが、概して秘められた甘さと艶やかな深いコク、デリケートでアーシーな木質系の旨味が複雑に絡み合い、深い旨味を感じさせる。終盤には、甘み有るマッタリ感と共にカツオブシ様のニュアンスもある、複雑でデリケートな上質の旨味と強い芳香に酔いしれる。個体差が有るというだけでなく、一本に葉巻の中でも様々に表情を変える場合もあるが、全体としてデリケートな上質感や深いコクと旨味が印象に残る。確かに、非ハバナの中では超一級といえる素晴らしい葉巻である。

＜パドロン　1964アニバーサリー　ナチュラル・モナルカ＞

\2,900→(同)
ニカラグア
(1.83×16.5 cm)

1964アニバーサリーシリーズは創立30周年を記念し製造開始され、ナチュラルとマデュロがある。
４年熟成ニカラグア産葉を用い、パドロンの名声を確立したシリーズ としても有名である。
モナルカは46リングゲージながら箱詰めプレスでかなり角張っていて、ロンズデールの様に細長い。

75分。キャラクターは中強～やや強。流石は少量高品質で有名なだけ有って、この形でも非常に吸込みがスムーズ。
点火後の芳香は良好で強め。立ち上がりはピリッとしたスパイシーさの有るとても甘い木質系でコクも感じられ、やや癖のあるココアの様なニュアンスもする。

序盤から中強程度の強さがあり、中盤過ぎまで続く。この間、アーシーさが強くなったり、味が薄まりコクが強くなったり、はたまた味わい深い艶やかなコクのあるナッツ系、カラメル様の旨味が強くなったりと、様々に表情を変える。
後半になるとやや強程度になり、強いコクを感じる様になる。時々味わいが薄まるが、概して秘められた甘さと艶やかな深いコク、デリケートでアーシーな木質系の旨味が複雑に絡み合い、深い旨味 を感じさせる。
終盤には、甘み有るマッタリ感と共にカツオブシ様のニュアンスもある、複雑でデリケートな上質の旨味と強い芳香 に酔いしれる。

個体差が有るというだけでなく、一本に葉巻の中でも様々に表情を変える場合もあるが、全体としてデリケートな上質感や深いコクと旨味 が印象に残る。
確かに、非ハバナの中では超一級といえる素晴らしい葉巻 である。

	＜パドロン　1964アニバーサリー　マデュロ・インペリアル＞
\3,900→(同) ニカラグア (2.14×15.2 cm)	創立30周年を記念した1964アニバーサリーシリーズのマデュロ。４年熟成ニカラグア産葉を用い、パドロンの名声を確立したシリーズ。筆者としても、今迄経験した全てのマデュロシガーの中での最高峰だ。
	70-80分。キャラクターは中弱～やや強。こげ茶の黒っぽいマデュロラッパーで、大振りで四角い断面を持ち、吸込み至極良好。立上がりはとても強い甘さで、ピーナッツバターを思わせるナッツ系の強い旨味。強いスパイシーさが伴う場合もあり、甘い芳香が立ち込める。前半は甘く強い旨味で豊かな白煙が目立つ。ウットリさせる程のとろける様な、奥深い柔らかさのピーナッツバター様の強い旨味が素晴らしい。中盤は強さとコク深さが加わり、強い甘みと旨味に支配される。口当たりは柔らかく、やや焦がした様な甘みの強烈なナッツの旨味で、時に典型的なマデュロらしいラム酒の様なニュアンスも。後半は更に強さが加わる。マッタリと後を引く様な強い甘さのナッツから、次第にスパイシーで深み有る、秘めた甘さで強いコクの焦がした木質系の旨味へと変化し、時にアーシーさも目立つ。全体として、こんな素晴らしい特徴的な旨味のマデュロは初めてである。やはり、世界に轟くその名声は伊達ではないと思い知らされた、衝撃のシガーである。ハバナに対抗できる非ハバナシガーとしては､他にはドミニカのオーパスＸがある。しかし、オーパスＸがハバナと同質の旨味なのに対して、このパドロン・マデュロは異質の美味である。ジャンルが違う旨味を単純比較は出来ず、ハバナと優劣は付け難い所だが、それこそがこの葉巻の高評価の理由だろう。

＜パドロン　1964アニバーサリー　マデュロ・インペリアル＞

\3,900→(同)
ニカラグア
(2.14×15.2 cm)

創立30周年を記念した1964アニバーサリーシリーズのマデュロ。
４年熟成ニカラグア産葉を用い、パドロンの名声を確立したシリーズ。
筆者としても、今迄経験した全てのマデュロシガーの中での最高峰 だ。

70-80分。キャラクターは中弱～やや強。こげ茶の黒っぽいマデュロラッパーで、大振りで四角い断面を持ち、吸込み至極良好。
立上がりはとても強い甘さで、ピーナッツバターを思わせるナッツ系の強い旨味。強いスパイシーさが伴う場合もあり、甘い芳香が立ち込める。

前半は甘く強い旨味 で豊かな白煙が目立つ。ウットリさせる程のとろける様な、奥深い柔らかさのピーナッツバター様の強い旨味 が素晴らしい。
中盤は強さとコク深さが加わり、強い甘みと旨味に支配される。口当たりは柔らかく、やや焦がした様な甘みの強烈なナッツの旨味 で、時に典型的なマデュロらしいラム酒の様なニュアンスも。
後半は更に強さが加わる。マッタリと後を引く様な強い甘さのナッツから、次第にスパイシーで深み有る、秘めた甘さで強いコクの焦がした木質系の旨味へ と変化し、時にアーシーさも目立つ。

全体として、こんな素晴らしい特徴的な旨味のマデュロは初めて である。やはり、世界に轟くその名声は伊達ではないと思い知らされた、衝撃のシガー である。

ハバナに対抗できる非ハバナシガーとしては､他にはドミニカのオーパスＸがある。しかし、オーパスＸがハバナと同質の旨味なのに対して、このパドロン・マデュロは異質の美味である。ジャンルが違う旨味を単純比較は出来ず、ハバナと優劣は付け難い所だが、それこそがこの葉巻の高評価の理由だろう。

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	＜パドロン　チャーチル・ナチュラル＞
\1,500→(同) ニカラグア (1.83×17.5 cm)	創業当初から存在する「パドロン・シリーズ」の通常ライン。 46リングゲージの細長いチャーチル。くすんだ黄土色の外観。めでたく輸入開始となって、日本で購入した。
	80-100分。キャラクターは中～強。形状に関わらずスムーズな吸込みはさすがである。点火後の芳香は甘く上品で素晴しい。立上がりは甘酸っぱい木質の旨味で、クリーミーでややナッツが目立つ木質の場合もある。序盤は強いスパイシーさが加わり、甘酸っぱく渋み有る喫感強いアーシー木質。次第に革のニュアンスも。前半もスパイシーで喫感は強め、辛くハードな味わいだが、そこにコク深く甘くクリーミーでアーシーな木質～革のニュアンス。中盤のキャラクターは中強～やや強。スパイシーで甘くコク深く強い喫感。アーシーな革のニュアンスでハードな旨味。後半は強烈なコクと喫感、スパイシーでアーシーで甘味もある革木質のニュアンスは変わらないが、マッタリ感も出てくる。全体として、喫感強く渋くハードではあるが、甘くマッタリ感もあるなかなかのシガーだ。

＜パドロン　チャーチル・ナチュラル＞

\1,500→(同)
ニカラグア
(1.83×17.5 cm)

創業当初から存在する「パドロン・シリーズ」の通常ライン。
46リングゲージの細長いチャーチル。くすんだ黄土色の外観。
めでたく輸入開始となって、日本で購入した。

80-100分。キャラクターは中～強。形状に関わらずスムーズな吸込み はさすがである。
点火後の芳香は甘く上品で素晴しい。

立上がりは甘酸っぱい木質の旨味で、クリーミーでややナッツが目立つ木質の場合もある。
序盤は強いスパイシーさが加わり、甘酸っぱく渋み有る喫感強いアーシー木質。次第に革のニュアンスも。
前半もスパイシーで喫感は強め、辛くハードな味わいだが、そこにコク深く甘くクリーミーでアーシーな木質～革のニュアンス。
中盤のキャラクターは中強～やや強。スパイシーで甘くコク深く強い喫感。アーシーな革のニュアンスでハードな旨味。
後半は強烈なコクと喫感、スパイシーでアーシーで甘味もある革木質のニュアンスは変わらないが、マッタリ感も出てくる。

全体として、喫感強く渋くハード ではあるが、甘くマッタリ感もあるなかなかのシガー だ。

	＜パドロン　コルティコス・ナチュラル＞
6本 \4,200→(同) ニカラグア (1.39×10.8 cm)	創業当初から存在する「パドロン・シリーズ」の通常ライン。 35リングゲージのミニサイズ。6本缶入でプリトスサイズの様に売られているが、れっきとしたロングフィラーのプレミアムである。
	50分。キャラクターはやや強～強。やや濃いめの美しいラッパーで、もちろん吸口は切られていない。立上がりはやや甘く、コーヒーニュアンスのコクがある。序盤はやや甘味があり、スパイシー強くコク深く、アーシーな革木質の旨味。喫感強くハードで、序盤からいきなりガツンと来る。前半はキャラクター強。やや甘く、ガツンと強烈なコクと、スパイシーで強い喫感。ブラジルを思わせる醤油っぽさと多少の酸味も。ハードな革木質。中盤も同様の喫感。細いながらも深いコクで、甘味有るハードな旨味。後半も同様。甘味は少なくなり、アーシーさ目立つハードな味わい。小振りで強烈さが目立ち、変化は少ない。控えめな甘味もあるハードなパドロンクラシックらしい旨さが目立つ優れ物だ。プリトスサイズと考えればかなり割高だが、喫煙時間も喫感も他のプリトスサイズとは段違いであり、妥当な値段と言えるかも。

＜パドロン　コルティコス・ナチュラル＞

6本 \4,200→(同)
ニカラグア
(1.39×10.8 cm)

創業当初から存在する「パドロン・シリーズ」の通常ライン。
35リングゲージのミニサイズ。6本缶入でプリトスサイズの様に売られているが、
れっきとしたロングフィラーのプレミアムである。

50分。キャラクターはやや強～強。やや濃いめの美しいラッパーで、もちろん吸口は切られていない。
立上がりはやや甘く、コーヒーニュアンスのコクがある。

序盤はやや甘味があり、スパイシー強くコク深く、アーシーな革木質の旨味。喫感強くハードで、序盤からいきなりガツン と来る。
前半はキャラクター強。やや甘く、ガツンと強烈なコクと、スパイシーで強い喫感。ブラジルを思わせる醤油っぽさと多少の酸味も。ハードな革木質。
中盤も同様の喫感。細いながらも深いコクで、甘味有るハードな旨味。
後半も同様。甘味は少なくなり、アーシーさ目立つハードな味わい。

小振りで強烈さが目立ち、変化は少ない。控えめな甘味もあるハードなパドロンクラシックらしい旨さ が目立つ優れ物だ。
プリトスサイズと考えればかなり割高だが、喫煙時間も喫感も他のプリトスサイズとは段違いであり、妥当な値段と言えるかも。

	＜パドロン　３０００・ナチュラル＞
\1,400→(同) ニカラグア (2.06×14.0 cm)	創業当初から存在する「パドロン・シリーズ」の通常ライン。 3000はサイズを表す名前で、各サイズ毎にナチュラルとマデュロが有る。このシリーズは高品質で価格は控えめ、万人向きとはとてもいえない手強い葉巻だ。
	喫煙時間は60分前後。キャラクターは中強前後。ナチュラルながら濃いこげ茶のマデュロっぽいラッパーで、吸込みは極上だ。立上がりはエレガントな木質から自然なナッツの旨味で、とても素晴しい。序盤から中強程度の強さがあり、強いスパイシーさと刺激強い辛さ、深い味の木質で革のニュアンスがある。甘みには乏しく、せいぜい秘めた甘みが感じられる程度。前半はスパイシーさが落ち着いてコクが深まり、深い旨味の木質系。上質でハバナのベガスロバイナを思わせる味わいだが、場合によってはやや金属感を感じる。中盤以降はますますコクが深まり、甘みに乏しいアーシーな大地の風味の上質な木質系の味わい。終盤はやや強まで強さを増し、ベテラン向けの骨太な良さが現れる。全体として、甘みは乏しく明らかに万人向けでは無いが、他のニカラグア葉巻とは異なるハードでアーシーな良さがある。

＜パドロン　３０００・ナチュラル＞

\1,400→(同)
ニカラグア
(2.06×14.0 cm)

創業当初から存在する「パドロン・シリーズ」の通常ライン。
3000はサイズを表す名前で、各サイズ毎にナチュラルとマデュロが有る。
このシリーズは高品質で価格は控えめ 、万人向きとはとてもいえない手強い葉巻だ。

喫煙時間は60分前後。キャラクターは中強前後。ナチュラルながら濃いこげ茶のマデュロっぽいラッパーで、吸込みは極上だ。
立上がりはエレガントな木質から自然なナッツの旨味で、とても素晴しい。

序盤から中強程度の強さがあり、強いスパイシーさと刺激強い辛さ、深い味の木質で革のニュアンスがある。甘みには乏しく、せいぜい秘めた甘みが感じられる程度。
前半はスパイシーさが落ち着いてコクが深まり、深い旨味の木質系。上質でハバナのベガスロバイナを思わせる 味わいだが、場合によってはやや金属感を感じる。
中盤以降はますますコクが深まり、甘みに乏しいアーシーな大地の風味 の上質な木質系の味わい。
終盤はやや強まで強さを増し、ベテラン向けの骨太な良さが現れる。

全体として、甘みは乏しく明らかに万人向けでは無い が、他のニカラグア葉巻とは異なるハードでアーシーな良さ がある。

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