ニカラグア産　ＣａｒｌｏｓＴＯＲＡＮＯ

20世紀の始め頃よりキューバでも有数のタバコ栽培農家であったトラノ・ファミリーが、亡命後に興したブランド。
当初はドミニカにて葉巻産業の勃興に携わっていたが、現在はニカラグアとホンデュラスに葉巻製造工場を持つファミリー・カンパニーである。

近年やや低迷気味であったが、2014年にジェネラルシガーに買収されて、このトラノファミリーカンパニーは消滅した様である・・・

	＜カルロス・トラノ　ノベンタ　ラ・エスペランザ＞
国内無しニカラグア (2.06×15.2 cm)	トラノファミリーの家業創立90周年を記念して作られた、オールニカラグア産葉の葉巻。「ノベンタ」はスペイン語で「９０」の意味。５年熟成葉を用いている。やや濃いめ寄りの美しいラッパーで、大振りなシガー。
	80-90分。キャラクターはやや強～強。吸込み良好。点火直後より芳香が強めで、立ち上がりから強めのコクとスパイシーな刺激の甘い典型的なナッツの旨味が有る。序盤からやや強。立ち上がりから引き続きしっかりしたコクとナッツの旨味。そこに次第にアーシーさが加わる。前半はコクと共にアーシーさとコーヒー様のニュアンスの揮発性を持ち、しっかりした強い甘みのナッツの旨味が素晴らしい。中盤には更にコクやスパイシーさが強さを増す。後半以降、味わいが多少薄まる場合もあるが、強烈さが増し、艶やかなコクやクリーミーさ、焦がした木質系やアーシーさのニュアンス等が現れ、終盤を迎える。個体差によって甘さや味わいの強さには幅があるが、概して強めのボディで典型的な甘いナッツの旨味が素晴らしい。ニカラグアの葉巻には珍しい味わいで、同国産としてはかなり高価なのも頷ける。

＜カルロス・トラノ　ノベンタ　ラ・エスペランザ＞

国内無し
ニカラグア
(2.06×15.2 cm)

トラノファミリーの家業創立90周年を記念して作られた、オールニカラグア産 葉の葉巻。
「ノベンタ」はスペイン語で「９０」の意味。
５年熟成葉を用いている。やや濃いめ寄りの美しいラッパーで、大振りなシガー。

80-90分。キャラクターはやや強～強。吸込み良好。点火直後より芳香が強めで、立ち上がりから強めのコクとスパイシーな刺激の甘い典型的なナッツの旨味 が有る。

序盤からやや強。立ち上がりから引き続きしっかりしたコクとナッツの旨味。そこに次第にアーシーさが加わる。
前半はコクと共にアーシーさとコーヒー様のニュアンスの揮発性を持ち、しっかりした強い甘みのナッツの旨味が素晴らしい。中盤には更にコクやスパイシーさが強さを増す。
後半以降、味わいが多少薄まる場合もあるが、強烈さが増し、艶やかなコクやクリーミーさ、焦がした木質系やアーシーさのニュアンス等が現れ、終盤を迎える。

個体差によって甘さや味わいの強さには幅があるが、概して強めのボディで典型的な甘いナッツの旨味が素晴らしい 。ニカラグアの葉巻には珍しい味わいで、同国産としてはかなり高価なのも頷ける。

	＜カルロス・トラノ　1916カメルーン　チャーチル＞
国内無しニカラグア (1.90×17.8 cm)	ホンデュラス＆ニカラグア産フィラー、ニカラグア産バインダーでカメルーンラッパー。杉の薄片で包まれ、やや薄めの色でよく見ると多少緑がかっている感じのラッパーである。
	80分。キャラクターは中～中強。点火後にはまろやかな芳香があり、立ち上がりはかなり甘めで、柔らかく特徴有る木質系に近い味わい。序盤は中程度で、前半にかけて急速に甘さに代わって旨塩系が目立つ様になり、スパイシーさも加わる。中盤を過ぎる頃には、コクとスパイシーさが強くなるが、味わい自体は薄く目立たなくなる。後半から終盤にかけては、強めでスパイシーながら味わいに乏しい、ややつまらない葉巻になってしまう。芳香もいつの間にかタバカレラ様の癖のある感じになる。前半は良さがあるが、中盤以降強さが加わるとつまらなくなるという、よく有るパターンだ。

＜カルロス・トラノ　1916カメルーン　チャーチル＞

国内無し
ニカラグア
(1.90×17.8 cm)

ホンデュラス＆ニカラグア産フィラー、ニカラグア産バインダーでカメルーンラッパー。
杉の薄片で包まれ、やや薄めの色でよく見ると多少緑がかっている感じのラッパーである。

80分。キャラクターは中～中強。
点火後にはまろやかな芳香があり、立ち上がりはかなり甘め で、柔らかく特徴有る木質系に近い味わい。

序盤は中程度で、前半にかけて急速に甘さに代わって旨塩系が目立つ 様になり、スパイシーさも加わる。
中盤を過ぎる頃には、コクとスパイシーさが強くなるが、味わい自体は薄く目立たなくなる。
後半から終盤にかけては、強めでスパイシーながら味わいに乏しい、ややつまらない葉巻になってしまう。芳香もいつの間にかタバカレラ様の癖のある感じになる。

前半は良さがあるが、中盤以降強さが加わるとつまらなくなるという、よく有るパターンだ。

	＜カルロス・トラノ　エクソダス1959　トロ＞
国内無しニカラグア (1.98×15.2 cm)	「エクソダス1959」は、トラノ家が1959年にキューバより亡命した事を指す。ニカラグア産ハバノス2000ラッパーに、ホンデュラス産バインダーと中米各国産ブレンドフィラー。かなり黒っぽいマデュロラッパーで、四角張っている。
	80-90分。キャラクターは中。吸込み良好で点火後の芳香良好。立上がりはナッツ系の生々しいやや甘い味わいとスパイシーさ。後味はやや甘いカラメル系の旨味が有る。序盤はクリーミーで穏やかだがスパイシーさとしっかりしたコクの、やや甘い旨塩系。前半はそこにややナッツ系のニュアンスが現れたり、強い辛みが出たりする。中盤はクリーミーで強めのスパイシーさとハッキリした塩味となる。後半以降は更にスパイシーさと塩味が目立つ様になり、刺激的でコクも強まる代わりに、甘みや旨味は薄れていく。全体に、マデュロの割には立ち上がり時以外の甘みは薄く、特に後半以降は甘みも旨味も薄れてしまうのが残念。

＜カルロス・トラノ　エクソダス1959　トロ＞

国内無し
ニカラグア
(1.98×15.2 cm)

「エクソダス1959」は、トラノ家が1959年にキューバより亡命した事を指す。
ニカラグア産ハバノス2000ラッパーに、ホンデュラス産バインダーと中米各国産ブレンドフィラー。
かなり黒っぽいマデュロラッパーで、四角張っている。

80-90分。キャラクターは中。吸込み良好で点火後の芳香良好。
立上がりはナッツ系の生々しいやや甘い味わい とスパイシーさ。後味はやや甘いカラメル系の旨味が有る。

序盤はクリーミーで穏やかだがスパイシーさとしっかりしたコクの、やや甘い旨塩系。
前半はそこにややナッツ系のニュアンスが現れたり、強い辛みが出たりする。
中盤はクリーミーで強めのスパイシーさとハッキリした塩味 となる。
後半以降は更にスパイシーさと塩味が目立つ様になり、刺激的でコクも強まる代わりに、甘みや旨味は薄れていく。

全体に、マデュロの割には立ち上がり時以外の甘みは薄く 、特に後半以降は甘みも旨味も薄れてしまうのが残念。

	＜カルロス・トラノ　シグネチャーコレクション　トロ＞
国内無しニカラグア (1.98×15.2 cm)	ドミニカ＆ニカラグア産リヘロのブレンドフィラー。濃いこげ茶のブラジル産マデュロラッパー。
	75分。キャラクターは中。吸込み良く、芳香は直線的。立ち上がりは柔らかくクリーミーでやや甘さもあるが、どこか金属的なニュアンス。序盤はややカツオブシ的な旨塩系の、穏やかで柔らかいクリーミーで甘さを伴う味わい。時折スパイシーさも感じる。前半も同様の味わいが続き、時折タバカレラ様の特徴有る匂いがする。苦みは無く不味くは無いが、それほど旨くもない。中盤を過ぎるとコクが強くなって甘みは感じられなくなり、タバカレラ様の匂いが強くなる。後半は更に味わい自体も無くなってきて、コクと辛さのみが目立つ様になる。全体的に旨味との縁が薄く、余り良いイメージが無い葉巻である。

＜カルロス・トラノ　シグネチャーコレクション　トロ＞

国内無し
ニカラグア
(1.98×15.2 cm)

ドミニカ＆ニカラグア産リヘロのブレンドフィラー。
濃いこげ茶のブラジル産マデュロラッパー。

75分。キャラクターは中。吸込み良く、芳香は直線的。立ち上がりは柔らかくクリーミーでやや甘さもあるが、どこか金属的なニュアンス。

序盤はややカツオブシ的な旨塩系の、穏やかで柔らかいクリーミーで甘さを伴う味わい。時折スパイシーさも感じる。
前半も同様の味わいが続き、時折タバカレラ様の特徴有る匂いがする。苦みは無く不味くは無いが、それほど旨くもない。
中盤を過ぎるとコクが強くなって甘みは感じられなくなり、タバカレラ様の匂いが強くなる。
後半は更に味わい自体も無くなってきて、コクと辛さのみが目立つ様になる。

全体的に旨味との縁が薄く 、余り良いイメージが無い葉巻である。

<BACK>

ニカラグア産 ＣａｒｌｏｓＴＯＲＡＮＯ

ニカラグア産　ＣａｒｌｏｓＴＯＲＡＮＯ