Act4 エル・レイ・デル・ムンド 標準サイズ

19世紀から続くブランドで、設立当時は質の高さで有名だったらしい。
ブランドの名前はスペイン語で「世界の王」を意味する。化粧箱表面の絵もよく見ると、いかにも20世紀以降では考えられない時代錯誤の表現で「世界の王」を表している事がわかる。

現在このブランドは、ラファエル・ゴンザレスやラ・グロリア・クバーナと共にマイルド寄りなハバナプレミアムの代表格 として知られている。
元々日本では比較的マイナーな存在であったのだが、最近は次第にそのラインアップが縮小されている。


<エル・レイ・デル・ムンド コロナスデラックス>

× (廃版済)
コロナ
(1.67×14.2 cm)

既に廃版 となった、レイデルムンドのコロナ。
今回は10年以上熟成された、20世紀製造のヴィンテージ物を試した。

ElReyDelMundoBOX

60分。キャラクターは中弱〜やや強。通常色の綺麗なラッパーで、吸込みは割と良い物が多い。
点火後の芳香は甘い花の様に素晴しく 、立上がりは甘い花のニュアンスと強い旨塩。後味に甘く旨味強いナッツがあり、素晴しい旨味と後味である。

序盤は甘く酸味とスパイシーさが有る旨塩〜ナッツの味わいで、穏やかな上質で複雑な旨味 がよい。
前半は急に強さを増し、ややアーシーさが加わった上品な木質。時々クリーミーさや塩味が現れる。
中盤はコク深まり、スパイシーでアーシーな革様の木質。秘めた甘みで上質な強い旨味 が有る。
後半はコクが強く艶やかさが加わり、甘み秘めた上質な木質で、マッタリしたカラメル様のニュアンス。
終盤は艶やかで深い強烈なコク と、上質な木質の旨味に溢れる。

発売後十年以上経っているのだが枯れた感じは無く 、変化に富んだ上質な旨味を魅せてくれる 。
個体差で酸味が強すぎる物も混じってはいるが、それ以外はいい感じで熟成されていて、素晴しいヴィンテージシガーである。



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エル・レイ・デル・ムンド本格クラス


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