ラ・グロリア・クバーナ

19世紀後半に設立されたブランドだが、20世紀後半にパルタガス工場の製品となった。
少量生産・高品質で、ややマイルド寄り～中位の強さのブランドとして、メダイドールシリーズなどがフランスを中心として広く好評を博している様だ。

ラファエル・ゴンザレス、エル・レイ・デル・ムンドと性質が似通っており、この３つのブランドはお互いにライバル関係といえる。
日本ではハバナはフルボディ寄りに人気が集まり易いのか、他の２つと同様に比較的馴染みが薄いブランドである。

実は筆者お気に入りのハバノでもあり、最近の品薄には困っている。

	＜ラ・グロリア・クバーナ　メダイドールNo.2＞
\2,300→？ダリア (1.71×17.0 cm)	少量生産で高品質。こげ茶の美しいラッパー。ブランド中でもかなり好評なバランスシガー。強烈さが目立つダリアでは最もマイルドで、ダリア入門にも良いかも。気軽に吸える高品質ダリアとしても貴重な存在で、筆者のイチオシでもある。
	90分。キャラクターは中強～強。点火前はナチュラルな青草の匂い。形状に反して吸込みはなかなか良く、さすがはパルタガス工場といったところか。立ち上がりはややアーシーな旨塩で、後味にやや甘み有る木質系。味わいは強めでハッキリとしている。序盤は中強程度のキャラクター。強いスパイシーさと、やや甘み有る上質な木質系の旨味がある。前半はやや強さを増し、強いスパイシーさと甘くコク有る木質。ボリューム感は少ないが旨味は強く、強烈なスパイシ－さがある。中盤はそこに艶やかな旨味がバランス良く強めに加わる。後半は強程度まで強さを増し、スパイシーで甘く艶やかなカラメル様の強い旨味が、素晴らしく酔わせてくれる。良く熟成するので想像以上に強さがあり、甘く艶やかで豊かな旨味に恵まれた高品質な葉巻である。

＜ラ・グロリア・クバーナ　メダイドールNo.2＞

\2,300→？
ダリア
(1.71×17.0 cm)

少量生産で高品質。こげ茶の美しいラッパー。ブランド中でもかなり好評なバランスシガー。
強烈さが目立つダリアでは最もマイルドで、ダリア入門にも良い かも。
気軽に吸える高品質ダリアとしても貴重な存在で、筆者のイチオシでもある。

90分。キャラクターは中強～強。点火前はナチュラルな青草の匂い。形状に反して吸込みはなかなか良く、さすがはパルタガス工場といったところか。
立ち上がりはややアーシーな旨塩で、後味にやや甘み有る木質系。味わいは強めでハッキリ としている。

序盤は中強程度のキャラクター。強いスパイシーさと、やや甘み有る上質な木質系の旨味がある。
前半はやや強さを増し、強いスパイシーさと甘くコク有る木質。ボリューム感は少ないが旨味は強く、強烈なスパイシ－さがある。
中盤はそこに艶やかな旨味がバランス良く強めに加わる。
後半は強程度まで強さを増し、スパイシーで甘く艶やかなカラメル様の強い旨味が、素晴らしく酔わせてくれる。

良く熟成するので想像以上に強さがあり、甘く艶やかで豊かな旨味に恵まれた高品質な葉巻 である。

	＜ラ・グロリア・クバーナ　メダイドールNo.1＞
(国内無し) デリカドスエクストラ (1.41×18.4 cm)	7+1/4インチ、36リングゲージの、ランセロスを思わせる細長いオリジナルサイズ。通常色の綺麗なラッパーで、今回は８年以上熟成のヴィンテージを入手出来た。
	75-85分。キャラクターは中弱～強。この細長さにしては吸込みはまあまあの場合が多く、品質は良い。点火後の芳香は甘く芳しく。立上がりは甘味が強く旨味有る木質で、後味は甘いナッツである。序盤は甘味がやや収まり、アーシーな木質でコクが出てくる。穏やかなスパイシーさでバランス有る旨さであるが、急速にコクが深まっていく。前半は穏やかな甘味でスパイシーな木質。アーシーさが加わったり旨塩系の場合もある。深く艶やかなコクが益々目立つ様になる。中盤のキャラクターはやや強。強く深いマッタリしたコクと、穏やかな甘さと強めのスパイシーさ。艶やかな木質と荒々しさが素晴しい。後半は更に強さを増す。強烈な深くマッタリしたコクとカラメル様の甘いニュアンス。そこに強いスパイシーさと旨味が加わる。吸込みがやや固い場合は、中盤迄はアーシーさと旨塩が目立つ様だ。この様なサイズのシガーは最も良く熟成するといわれているが、正にその見本の様な葉巻である。ブランドの上質さから或る程度の期待はしていたが、その期待値以上に強力で素晴しいシガーであった。

＜ラ・グロリア・クバーナ　メダイドールNo.1＞

(国内無し)
デリカドスエクストラ
(1.41×18.4 cm)

7+1/4インチ、36リングゲージの、ランセロスを思わせる細長いオリジナルサイズ。
通常色の綺麗なラッパーで、今回は８年以上熟成のヴィンテージを入手出来た。

75-85分。キャラクターは中弱～強。この細長さにしては吸込みはまあまあ の場合が多く、品質は良い。
点火後の芳香は甘く芳しく。立上がりは甘味が強く旨味有る木質で、後味は甘いナッツである。

序盤は甘味がやや収まり、アーシーな木質でコクが出てくる。穏やかなスパイシーさでバランス有る旨さであるが、急速にコクが深まっていく。
前半は穏やかな甘味でスパイシーな木質。アーシーさが加わったり旨塩系の場合もある。深く艶やかなコクが益々目立つ様になる。
中盤のキャラクターはやや強。強く深いマッタリしたコクと、穏やかな甘さと強めのスパイシーさ。艶やかな木質と荒々しさ が素晴しい。
後半は更に強さを増す。強烈な深くマッタリしたコクとカラメル様の甘いニュアンス。そこに強いスパイシーさと旨味 が加わる。
吸込みがやや固い場合は、中盤迄はアーシーさと旨塩が目立つ様だ。

この様なサイズのシガーは最も良く熟成する といわれているが、正にその見本の様な葉巻である。
ブランドの上質さから或る程度の期待はしていたが、その期待値以上に強力で素晴しいシガー であった。

	＜ラ・グロリア・クバーナ　タイノス＞
\2,400→？フリエタ２ (1.87×17.8 cm)	少量生産で高品質の、いわゆるチャーチルサイズ。薄め色の美しいラッパーで、堂々とした外観は正に高級シガーである。
	80-90分。キャラクターは中前後。チャーチルサイズだが巻きは固くなく、総じて吸込みは良い。点火後の芳香はとても良く、ウットリするような甘い花の香りがする。立上がりは甘いカツオブシ～木質のハッキリした上質の旨味で、後味は甘いナッツ。序盤はスパイシーで甘味目立つカツオブシ系中心の上品な旨味で、木質が混じる場合もある。前半はスパイシーさが強まり、甘味と旨味が目立つカツオブシ系だが、次第に強さが出てきてコクが深まり、ややアーシーで上質な木質系の旨味が現れてくる。中盤は艶やかな甘く強く深いコクとなり、木質ベースの複雑かつ強い旨味が味わえ、とても素晴しい。後半はキャラクター中強～やや強程度。喫味は中盤と同様だが、更にスパイシーさとコクが強まる。時々アーシーな革のニュアンスも出てくる。全体として、チャーチルサイズの伝統に反して吸込みが良く、やや大口径なハバノとしての上質な強さを満喫できる、素晴しい葉巻だ。いかにもグロリアクバーナらしい、素晴しい高品質さである。唯一残念なのは、最近特に品薄になってきている事であろうか。

＜ラ・グロリア・クバーナ　タイノス＞

\2,400→？
フリエタ２
(1.87×17.8 cm)

少量生産で高品質の、いわゆるチャーチルサイズ。
薄め色の美しいラッパー で、堂々とした外観は正に高級シガー である。

80-90分。キャラクターは中前後。チャーチルサイズだが巻きは固くなく、総じて吸込みは良い 。
点火後の芳香はとても良く、ウットリするような甘い花の香り がする。
立上がりは甘いカツオブシ～木質のハッキリした上質の旨味で、後味は甘いナッツ。

序盤はスパイシーで甘味目立つカツオブシ系中心の上品な旨味で、木質が混じる場合もある。
前半はスパイシーさが強まり、甘味と旨味が目立つカツオブシ系 だが、次第に強さが出てきてコクが深まり、ややアーシーで上質な木質系の旨味が現れてくる。
中盤は艶やかな甘く強く深いコク となり、木質ベースの複雑かつ強い旨味 が味わえ、とても素晴しい。
後半はキャラクター中強～やや強程度。喫味は中盤と同様だが、更にスパイシーさとコクが強まる。時々アーシーな革のニュアンスも出てくる。

全体として、チャーチルサイズの伝統に反して吸込みが良く 、やや大口径なハバノとしての上質な強さを満喫 できる、素晴しい葉巻だ。
いかにもグロリアクバーナらしい、素晴しい高品質さ である。
唯一残念なのは、最近特に品薄になってきている事であろうか。

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