Act4 パンチ 標準サイズ

イギリスの伝統的な人形劇「パンチとジュディ」の道化師パンチがブランド名の由来。この化粧箱の写真は蓋の表側のものだが、その裏側には葉巻を吸う道化師パンチが描かれている。
英国市場をターゲットに生まれた当ブランドは、イギリス人好みの赤みを帯びたラッパーを持つ強めのシガー である。思惑通りに英国で大変な人気 となり、当時あのチャーチル首相までが製造工場を表敬訪問する程であった。
ポピュラーブランドを目指したらしく、その味は分かり易い旨味に溢れる 物が多い。また、高級感の有るキャビネット入りは殆ど無く、比較的安価な化粧箱入りが主流。


<パンチ ペティパンチ>

\1,100→\1,200
ペルラー
(1.59×10.2 cm)

スパイスと土のアロマが調和した蜂蜜調。
コイーバは別として、ペルラサイズではモンテクリストNo.5を凌ぐと評価 したい。
イチオシしたい所だが 、結構入手困難な場合も。

PunchBOXCover

パルタガスショーツ等より更に小さいペルラーサイズ。45-50分。キャラクター中〜やや強。豊かな白煙と素晴らしいコクの有る木質系の芳香。

吸い始めより、僅かに酸味を帯びた甘味の強いハッキリとした旨みをシッカリと感じる事ができる素晴らしい葉巻。

ディプロマティコスNo5等もそうだが、この小さなサイズに旨みが凝縮されている。この葉巻では、それが典型的なパンチの旨みであり、実に素晴らしい。


<パンチ コロネーション>

\1,500→(同)
マレバ
(1.67×12.9 cm)

バラでの流通や携帯に便利な、金属チューブ入り。香りは甘く控えめ。

PunchCoronationTUBE

キャラクターは中強。点火直後の芳香が豊かで、始めからコクと旨味とスパイシーさがある。

序盤からスパイシーさと旨味が有るが、暫くすると早くも甘味の非常に強いピーナッツバターの様な旨味が感じられる。この旨味と芳香がスパイシーさを伴ってずっと続く。
終盤になるに連れてそこに強さも加わって来るが、非常に甘く強い旨味とスパイシーさの為に、余り強さを感じない。

パンチの甘さを十分に堪能出来る一本。因みに、灰はやはり相当黒かった。


<パンチ ペティコロナスデルパンチ>

\1,300→?
マレバ
(1.67×12.9 cm)

パンチ特有の甘さを保ちつつ、柔らかな味わい、軽めのスパイス感。

PunchRING

キャラクターは弱〜中。

前半はコクは有るがひたすらマイルドなだけで、この状態が結構長い。時折微かなエグ味・苦みも出る。
後半に差しかかると急に味わいと共にスパイシーさが出て来て、また強めの甘味がかった木質系の芳香が現れる。 終盤になると、かなり強めのスパイシーさと、やや甘味がかった良い味わいが大人しめに出てくる。

マレバサイズのハバナとしてもマイルドな部類に入る。パンチらしくない物足りなさ。


<パンチ ロイヤルセレクションNo.12>

\1,400→?
マレバ
(1.67×12.9 cm)

ロイヤルセレクションは、パンチでは例外的なキャビネット入りシリーズ。
マレバサイズパンチの高級バージョンといった所。外見はやや濃いめのラッパー。

PunchChurchills_Ring

45-55分。キャラクターは中強〜やや強。
吸込みにはバラツキあるが、点火後の芳香は良い。

立上がりから序盤にかけては、甘みも旨味も強いナッツ系。素晴らしくハッキリした旨味 である。
前半には、芳香に優れたやや刺激的な木質系の味わいに変化し、中盤にはコクとスパイシーさが強まってくる。
後半になると、スパイシーな甘いカラメル様のニュアンスもある深いコク と、木質系の強烈なハーモニー が支配する様になる。

正にパンチらしい旨味 を堪能できる、素晴らしいマレバである。



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パンチ本格クラス


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