19世紀から続くキューバのタバコ農家であったオリバ家が、1960年代にキューバから亡命。各地を転々としたが、1995年にホンデュラスのプラセンシア所有工場生産のオリジナルブランドを発表。直ぐにニカラグアに工場を設立し、オリバ・シガー独立を達成した。
ニカラグア産にこだわり を持ち、少なくともフィラーにはニカラグア産だけしか使わない というオリバ・シガーは、21世紀に入るとニカラグア産葉の品質向上と共に評価も急上昇し、フルボディ・高品質 ながら比較的購入しやすいコストパフォーマンスの高いシガーブランド として、米国で名を上げている。
日本では残念ながら未だ販売されていない 新しいニカラグアブランドの一つである。 ※2009年より「オリヴァ セリーO」を皮切りに各種が国内販売 される様になった。
<オリバ セリーO トルペド> | |
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国内無し |
ニカラグア産にこだわるオリバブランド。セリーOはラッパーも含めて完全ニカラグア産。 |
100分。長めのトルペドでキャラクターは中〜強。点火前からいい匂いがするが、点火後も芳香が素晴らしく、吸込みは大概良好で白煙豊かである。
中盤以降は、甘味とアーシーさが有る木質系の旨みが強くなり、後半にはコクの強いカラメル様の甘いマッタリ感にスパイシーさ が加わり、とても強烈でバランス良い旨み を感じる。 全体として、特に中盤迄は大きさから想像するほど強烈ではないが、旨みのほうはかなり強くて上質 であり、変化も有る。 後半は個体差による強さのバラつきが激しい が、高い実力を持つ優れたシガーだ。 |
<オリバ セリーV ベリコソ> | |
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国内無し |
セリーVも完全ニカラグア産だが、フィラーにハラパ・バレー産のリヘロを用い、 |
60-70分。キャラクターは中〜強。点火直後に甘く柔らかい芳香があり、立ち上がりは甘くまろやかな味わいがある。
序盤は、甘みの目立つラム酒の様な、焦がしたカラメル系の旨味 。スパイシーさが次第に強くなり、アクっぽさが出る場合もある。 場合によっては序盤に強めのアクっぽさが出る場合もあるが、中盤以降はそれも収まる様だ。今一つ印象が薄い 所ではあるが、典型的なマデュロシガー な感覚だ。 |
<オリバ マスターブレンド3・リーガマエストラ ロブスト> | |
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?→\3,000 |
「マスターブレンド」と名付けられた限定生産ラインの第三弾「リーガマエストラ」。 |
70-80分。キャラクターは中強〜やや強。マデュロらしい濃い色で美しいラッパーで点火後の芳香は香ばしい。
立上がりはキャラメルの様な旨味があり、甘いナッツ系の後味が良い。 意外と個体差が大きく 、特に中盤以降のプロフィールが一定しない感もあるが、総じて適度な強さで、なかなか侮れない葉巻 である。 |
<フロール・デ・オリバ コロジョバンドル ロブスト> | |
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国内無し |
100%ニカラグア産ロングフィラーに、コロジョ葉のラッパー。 |
70分。キャラクターは中〜強。点火後の芳香は良く、立上がりは柔らかく穏やかでクリーミーな甘いナッツ系でなかなか旨い。
序盤は渋い木質系の味わいだが強めの甘味があり、後味は特に甘い。
全体として、強弱に個体差はあるものの概して甘味が あり、やや渋いながらも旨味が 目立つ。 |
<フロール・デ・オリバ オリジナルバンドル ロブスト> | |
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国内無し |
100%ニカラグア産ロングフィラーに、インドネシア産スマトララッパー。 |
60分。キャラクターは中〜中強。立上がりは、丸み・膨らみのある柔らかな感じで、まろやかな甘い芳香がある。
序盤は丸みある甘さに強い刺激的な辛さ が加わり、前半にかけては香ばしさと強めのコクが現れる場合もある。 全体的に前半を中心に愉しめる が、中盤以降はいかにも「激安」らしく値段相応 である。 |
<カイン ハバノ・550> | |
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国内無し |
オリバシガーの新ブランド"Cain"は、フィラーが100%ニカラグア産 リヘロ という超フルボディ。 |
90-100分。キャラクターは強〜かなり強。吸込み良く、点火後の芳香はとても良い。
序盤から強いキャラクターで強烈なコク 。強いスパイシーさと上質な木質の強い旨味と、バランスの取れた甘味がある。稀に甘味が少なく、アーシーな木質が目立つ場合もある。
予想どおりの激烈な強さ と濃厚なコクと味わい のオリバである。 |
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